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関西創価高等学校

グローバルシチズンシップセミナーを開催

2021.01.16

関西創価高等学校

1月16日、認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事・事務局長の鬼丸昌也氏に講師を担当していただき、「平和をつくるを仕事にする 〜地雷や子ども兵問題に取り組んで〜」のテーマのもと、第23回 グローバルシチズンシップセミナーを開催しました。
アフリカで起こっている紛争や貧困問題の原因が、私たち先進国の生活に深く関わっていることを教えていただき、これからどのような生き方をするべきか、改めて考える機会となりました。

【生徒の感想】
◯相手がして欲しいことなどは、思い込みを捨て、相手のことをよく見ないとわからないという言葉によって、はっとさせられました。過酷な現実、日本から18時間離れた場所で実際に起こっていることとして、始めはにわかに信じられませんでした。人間の業の深さを実感しました。さらに私たちの生活が、実は直接、コンゴの内戦に関係していると知り、怖くなりました。先進国の日本の私たちが物質的に豊かな生活をしているということは、見えない所で誰かの生活を貧しいものにしているのだと感じ、いたたまれなくなりました。ただ、テラ・ルネッサンスをはじめ、世界中の人々が問題解決の努力をして、少しずつ形になっていることを知り、「微力であるが、無力でない」という言葉を本当の意味で理解しました。最後の質問のところで、活動のモチベーションの維持について、私も聞いてみたいと考えていたのですが、その回答がはっきりしていて、私の悩みの一つが解決しました。今は、自分の目の前のことで精一杯で将来のことなど考えられませんが、大学でしっかりと力をつけ、自分だけの使命を見つけると、今一度決意しました。
◯私たちの学校では、戦争や平和について学ぶ機会がたくさんあります。今まで学んで来て知っているつもりだったり、他の人に比べて平和への意識は強いと思っていましたが、授業で習うだけでは本当の意味で知ることになるのではないと今日の講演で感じました。受け身の姿勢で現状を教わるだけでなく、もっともっと深い部分を、悲しみの背景やシステムを考えて知ることが大切だと気づきました。そして平和へ向けて何かを解決する力が私たちにもあるのだと鬼丸さんが教えてくださいました。今まで戦争のことを学んでも、平和に自分が影響を与えることはできないかもしれないと思っていましたが、無力ではないと信じて行動していきたいと思います。きれい事だけでなく、自分の生活と戦争の関係を受け入れて、自分だからこそできる平和への行動をしていきます。今日の講演で自分の中の平和への意識が少し変わりました。本当にありがとうございました。

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