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関西創価高等学校

LC(ラーニングクラスター)東京フィールドワーク

2018.07.30

関西創価高等学校

7月12日(木)〜14日(土)の2泊3日で、猛暑の中、SGHの学びを深めるため、LC(ラーニングクラスター)東京フィールドワークを実施しました。

今回のフィールドワークでは「人権」をテーマに難民問題、貧困、LGBT、差別など幅広い知識と現状を専門家から学ぶことができました。今後も人権に対する新しい関心と深い決意を持って更なる探究活動を進めて参ります。

■1日目〈7月12日(木)〉
アムネスティ・インターナショナルを訪問。石田城孝元理事長に英語で講義をしていただきました。2時間にわたるセッションではアムネスティと人権の歴史を通して語られ、生徒からの質問に丁寧に答えてくださいました。
次の訪問先、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、子どもへの支援活動を学ぶとともに、世界で貧困のために学ぶ権利を奪われている同年代の子どもたちのために何ができるのかを考えました。後半はシリア難民の現状とその支援について学びました。
初日の最後に訪問したNPO法人ヒューマンライツ・ナウでは、同団体の伊藤和子事務局長とのセッションを行い、NGOとNPOの違いや人権保護団体としての具体的な業務について話していただきました。さらにNGOとそのネットワークが果たす人権のための支援や、ミャンマーの民主化を例にエンパワーメントやビジネスと人権などのお話をしていただきました。

■2日目〈7月13日(金)〉
2日目は、まず、世界の妊産婦と女性の人権を守るために尽力されているジョイセフを訪問し、勝部まゆみ業務執行理事・事務局長に「性と人権」をテーマにセッションをしていただきました。
昼食後、国連大学を訪問。国連大学のスタッフとして勤務されている関西高20期の今井夏子さんに、自身のアフリカでの経験をもとに、児童兵の現状や世界で起きている人権問題について講義をしていただきました。
その後、日本ユニセフ協会・学校営業部の山口鮎美さんより世界で苦しんでいる子どもの現状を学びました。同年代の子どもたちは同じ夢を持っているものの、生活環境によって機会が全く異なるという現実を知り、生徒は改めて今学べることの大切さを感じました。
2日目、最後の訪問先となったJICAでは、SDGsに関する展示を見学しました。青年海外協力隊として赴任されたことがあるスタッフの方々に、生徒は積極的に質問をし、世界で起こっている人権問題の理解にさらに努めました。

■3日目〈7月14日(土)〉
 民音研究所のオリビエ・ウルバン博士に講演をしていただきました。テーマは、「音楽と人権」。生徒は、これまで音楽が人権運動にもたらした影響や民音が文化の力を通してどのように平和活動を展開されてきたのかを学びました。

■〈生徒の感想〉
 様々な国際協力機関での価値のあるセッションを通して、知識が増えただけではなく、自分の視野を大きく広げることが出来ました。人権問題は決して遠い地域の話ではなく、身の回りに溢れている事、地球市民全員の人権を守ることはすごく難しい事、平和を望んで行動していても時にその行動が人権侵害になってしまう事を学びました。これからも少しでも多くのことを学ぼうと意欲的に講義を受けたり質問をし、悔いのない価値ある時間を過ごしていきたいと思います。(3年・女子)

多くの人権問題について学び、未解決である問題に対して、なにができるか、どういった行動を取るべきかを知るために世界の現状を知りました。多くの人が苦しんでいる中で、「1人も置き去りにしない」という気概を持ち、これからの未来を担い行く青年として参加をし、すべてを吸収するとの思いで臨みました。この大変貴重な経験を絶対に忘れずに未来を担うリーダーへと大成長します。(2年・男子)

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