教育内容
ただ本を読むだけでで終わらないのが、関西創価高校の読書。
読書を通して課題を見つけ、ふさわしい答えを見つけるために、さらなる読書に取り組む。
読書を通してさらに探究する体験が、生徒の学習意欲を高め、地球的課題への関心、課題解決力を高めます。
読書をベースとしたイベントを定期的に開催。
朝読書やビブリオバトルなどの他にも、様々な取り組みの中で自然と読書習慣を身につけていきます。
→ Book-NaviWeek
→ 名作駅伝
読書で培った知識は、自らの心や体を通して発言・表現することで本当の知識になる。そのために本校では、国語のカリキュラムとしてアウトプットの機会を設けています。
→ ビブリオバトル
→ アカデミックライティング
→ 読書感想文
全教員がそれぞれ本を紹介する取り組みです。
期間中は各授業の冒頭で一冊の本をクラスに向けてレコメンド。
普段から接する教員による目の前でのプレゼンテーションが生徒たちの知的好奇心を刺激します。
今回は、高校の代表教員おすすめ本をピックアップし、紹介します。
ノンフィクションライターである著者の信条は「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」ことだそう。
そしてこの本はまさにそんな本だ。
冒険心旺盛な著者が、世界中を駆け回り、フランス語、リンガラ語、ボミタバ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、ビルマ語、シャン語、中国語、ワ語という数多くの言語と奮闘する体験記。めちゃくちゃ面白いです。
人間は好きなことを貫き通すと何かを悟るものなのですね。
“広島弁で繰り広げられる、愛と可笑しみに溢れた父娘の会話。けれど、物語を読み進めるうちに、読者は気付きます。娘の恋を応援する父は、もはやこの世の人ではないことに。
ヒロシマが経験した消えることのない痛みと、その痛みを乗り越えて一歩を踏み出す人間の強さに、思わず涙がこぼれます。
本作の前口上にて、井上ひさしは語ります。
「あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたものだ」
過ちは絶対に繰り返してはならない。「伝え続ける」責任を思い出させてくれる物語です。
現在アメリカで大活躍中のコメディアン、トレバーノアの自伝です。
アパルトヘイト時代に黒人と白人のミックスとして生まれ、生まれた瞬間から「罪」を負った状態の、波乱万丈の人生が描かれています。
ですが、さすがコメディアン!どんな状況も笑いに変え、読んでいるこっちも笑いをこらえるのが大変です。
英語の勉強にもなるのでぜひ読んでみてください!(日本語もあります)
世界市民としての教養・思考力を養うことを目的に、長編作品の読書に取り組むチーム対抗イベントです。
チーム合計で読んだページ数を競うため、読書が苦手な生徒も楽しく参加し、読書習慣を身につけるきっかけになっています。
参加者が一冊の本の魅力を伝え、一番読みたいと思う本を決める競技形式の書評発表会。
本校では、万葉図書館主催の全校ビブリオバトルの開催や、全国高等学校ビブリオバトルへの出場など、積極的に取り組んでいます。
2022年度の全国高校ビブリオバトルで優勝(日本一)に輝いた高校3年生 藤野美紀子さんが30秒でグランドチャンプ本を紹介します。
あなたもぜひ、勉強が楽しめる人になってください!!
紹介本:「勉強が面白くなる瞬間」パク・ソンヒョク著
国語科と英語科の合科型授業で、ひとつのテーマに対し論理的思考をもって答えを導く取り組み。
考えをわかりやすく伝える力を養います。
夏休み期間を利用して読書感想文の作成に挑戦。コンクールへの応募も行い、読まれることを意識した文章作成能力を養います。