教育内容
関西創価高校では、グローバルな人材育成のためのプログラムを行っています。
1年生は全クラス共通カリキュラムで、基幹教科である国語・数学・英語の基礎力の充実に重点をおいて授業を行います。
2年生からは進路に応じて、創価大学進学クラス<文系><理系>、受験クラス<文系><理系>に分かれて学習を進めていきます。
GRITとは、「Global Research and Inquiry Time(地球的課題の調査と探究の時間)」の略称です。月2回土曜日に開催し、「環境」「開発」「人権」「平和」の4分野をテーマに、国連が提起する地球的課題を探究。
チームに分かれ討議・研究を積み重ね、3学期には成果を発表するプレゼンテーションを実施します。テーマはどれも国家の枠を超え、世界的に重要な課題となっているものばかり。
今、世界が直面している課題に立ち向かい、仲間と協働しながら課題解決に取り組む経験を通して、世界平和に貢献できるグローバルスキルを身につけていきます。
1年次に英語で5行エッセイを作成し、基本的なロジックを学習。そしてパラグラフライティング(論理的文章表現)に挑戦します。3年次では、模擬国連後の論文を英語サマリー作成へと発展させ、世界に通じる論理力を養います。
テーマ設定・仮説予想等、学術的なリサーチの方法を身につけます。収集した統計データから数値を読み取り、そこから何が論じられるかディスカッション。議論を通じてそれぞれの解釈を述べ合い、多面的なものの見方を養成します。
1年次に五行作文に取り組み、自分の考えを論理的に述べる力を身につけます。3年次では、アカデミックライティング(世界共通の論文の書き方)講座に繋げる作文力を養成。模擬国連後は2,000字程度の小論文を作成します。
自然豊かな本校のキャンパスでフィールドワークを実施。身近な自然への関心を持たせることから地球規模の環境問題に視野を拡大できるよう取り組んでいます。
SDGs学習を通じて身近な問題に目を向けます。問題意識を持って京都・奈良・兵庫へのフィールドワークを実施。グループ単位で探究した内容をまとめ、クラスで発表します。
世界各国の国情をリサーチし、問題点を把握。ポスターセッションやディスカッションを通じて、共通する問題点を共有します。そして模擬国連で扱う題材へと発展させ、模擬国連後は、まとめ論文を作成します。
世界における「環境」「開発」「人権」「平和」の4分野についての現状を知ることから、GRITのプログラムはスタートします。様々な地球規模の課題についての情報を自分たちで収集することで、世界で起こっている事象を自分自身の問題と捉えられる意識を育てます。
4分野についてさらに深い知識を養うことを目的に、チームでグローバルイシューのテーマを設定し、探究を深めていきます。討議を重ねながら資料をまとめ上げ、最後に全員が大学教授に対してプレゼンテーションを行い、解決策を提案します。
世界が直面する4分野のグローバルイシューについて、合意形成をして問題解決に取り組みます。自分だけではなく、相手の立場に立ちながら、自他共に幸せになれるような解決策を探り、提案を論文にまとめ、世界に発信します。
GRITの集大成として、学年全員で模擬国連総会を行い、日本語と英語による論文を作成します。
2018年度の模擬国連総会は「安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセス」をテーマに行いました。
※Model United Nations