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関西創価高等学校

1月9日・16日・23日(木) UPクラス

2020.01.24

関西創価高等学校

 1月9日・16日・23日(木)、創価大学法学部の中山 雅司 教授を講師に迎え、3週連続で「平和と人権―混迷する世界と池田先生の平和思想―」と題し、UPクラスを開催しました。
 今回、初めてUPクラスご担当いただいた中山教授のご専門は、国際法、国際機構論、平和学。戦争観がどのように変化してきたかを歴史に沿って確認し、「人権」という概念の変遷にも触れながら、「平和と人権」の密接な関係についてわかりやすく解説してくださいました。最後に「人権なくして平和はない」、また「平和のためには自分自身を変革するしかない」等、「平和の文化」を築いていくために大切なことを力強く訴えられました。

■生徒の感想
〇講義の冒頭で紹介された「平和のために『戦争の準備をする』」という考え方は、確かに今の世界に当てはまると思いました。圧倒的な軍事力によって戦争を抑止する。日本の平和も、戦争を放棄した平和憲法があるにもかかわらず、実際は世界屈指の軍事力を持つ自衛隊の抑止効果によるものと思います。今は、それでも足りず、防衛力の強化をしていますが、
現時点でこの現実を10年程度の時間で変えることができるとは思いません。しかし、この状態を少しずつでも変えていく努力を続けることが大切であると思います。それも国民同士だけでなく、国家においても外交の力、軍事力を前提としない外交において実現すべきだと思います。グローバルイシューに対し、知り、共感し、自分にできることを考えていきたいと思います。
(高校1年生 男子)

〇国連は、国際社会を映す鏡という言葉がとても印象に残りました。国家の発展ばかりを優先し、市民のことを後回しにするという傾向が、経済発展をしている国で起こっていると感じます。国の代表者がお互いを認め合い尊重していかなければ、世界の平和というのは実現に近づいていかないと思います。私たちが今できることは、学ぶことであり、知識をつけ、他人のことを思いやれる人になっていくことであると思います。他者を認め、否定しないということは、普段の生活の中でも気をつけていくべきことなのではないでしょうか。〝英知を磨くは何のため〟と自分自身に改めて問い、友と切磋琢磨しながら、日々、勉学・読書に励んでいきます。
(高校1年生 女子)

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