栄光の旗
開校以来、関西創価学園は「世界市民の育成」を目標に掲げ、国際社会で必要となる知識やスキルを育む教育を実践しています。STEAM(※)の観点を踏まえ、ICTや充実した自然環境などを活かした独自の学びや体験学習を行い、課題解決力や探究力、創造性を養成しています。
WEB版では、関西創価学園の取り組みを抜粋して紹介します。
※科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathmatics)の5つ英単語の頭文字を組み合わせた造語。
小学1年生から始まるプログラミングは、論理的な思考を学ぶ授業から始まります。プログラミングの考え方の基本から実際に手を動かしてブロックのロボットを動かしてみるところまで、段階を踏みながら進みます。初めてプログラミングに触れる児童でも楽しみながら学べます。非常に高いレベルのプログラミング能力を発揮する児童も見られ、可能性が大きく広がります。
生徒たちが企業、自治体、省庁、マスコミなどのアクター (社会を担う主体)に扮し、 実際の課題を解決するために、模擬的な交渉を行う 「シミュレーション・ゲーミング」。 昨年度は中学3年生が「リニア中央新幹線・南アルプストンネル建設問題」をテーマに取り組みました。情報収集やプレゼンテーションなど様々な場面でICTを駆使しての活動を通し、社会的課題を自分事として考える機会となっています。
理科や数学といった理系科目に対する苦手意識をなくすため、実践形式で学ぶ取り組みを行っています。 DNAの抽出やペットボトルロケットに関する水量と飛距離の関係性などのさまざまな実験を行い、その結果を統計的に分析します。授業は創価大学理工学部の教員と連携を取りながら進めています。探究的な学びを通して理科や数学の楽しさに触れることができます。
淵源は2000年に実施されたNASAの教育プログラム。中高生が宇宙船内のカメラを地上からリモート操作するプロジェクトで、日本代表の5校に選ばれました。これがきっかけとなり「関西創価学園 EarthKAM Project Team」 を結成。生徒が主体となり、地元の小中学校への出前授業、環境イベントへの出展などを通して環境問題への啓発活動を行っています。
日本電気株式会社(NEC)スペースプロダクト統括部 主任
三島 伸一さん
関西小21期・関西中32期・関西高35期
在学中はEarthKAM プロジェクトチームにて活動。
卒業後は東北大学工学部、東北大学大学院工学研究科に進学。
現在は、日本電気株式会社(NEC)スペースプロダクト統括部にて、衛星システムマネージャー副担当として、人工衛星開発に取り組んでいる。